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「クコの実」の効果と栄養素、食べ方

公開日: : 食物の栄養素や効果

「クコの実」の効果と栄養素、食べ方

クコの実って食べられるの?

杏仁豆腐の上に乗っている赤い実…クコの実をただの飾りだと思っていませんか?とくに疑問に思うことなく、口にする人がほとんどではないでしょうか。
ほんの小さな木の実ですが、クコの実は古くから親しまれてきたスーパーフードのひとつ。この記事ではそんなクコの実を紹介します。

基本情報

クコの実はゴジベリーともいう、中国を原産とするナス科の低木の果実です。中国をはじめ、日本や朝鮮半島など、東アジアを中心に広く分布しています。「飾り」のイメージが強いクコの実ですが、生薬や漢方薬として、古くから人々の生活に寄り添ってきました。当時は“不老長寿”や“滋養強壮”などの効果がうたわれており、健康マニアの徳川家康や、世界三大美女である楊貴妃が好んで食していたと言われています。現代ではさまざまな美容情報の先駆けである、海外セレブのミランダ・カーやマドンナが、美容のために生活に取り入れているようです。美容意識の高い人が愛用しているという情報があると、ちょっと試してみたくなっちゃいますね。

クコの実は枸杞子(くこし)、葉は枸杞葉(くこよう)、根皮は地骨皮(じこっぴ)と呼ばれ、生薬として使われます。とくに地骨皮は厚生労働省から「医薬品」扱いをされるほど。生薬のほかに薬膳として扱われることもあります。
クコの実はほんのりとした甘味と酸味のあるフルーティーな味ですが、ものによって苦味があることも…。

注意!クコの実を食べる前に!

クコは古くから薬として用いられてきましたが、食用として摂取する際の安全性・有効性についてのデータがまだ確立されていません。適量(1日10~20粒程度)であれば危険は少ないというのが一般的な目安ですが、それでも気をつけなければならないことが2つあります。

まず、ワルファリンを服用している人はクコの実の摂取を控えてください。ワルファリン服用者がクコの実を摂取すると、薬の効果(血液を固まりにくくする作用)が強く出過ぎてしまうという症例が確認されています。

そしてもうひとつ、妊娠中や授乳中の女性も摂取を避けた方が良いでしょう。なぜなら、クコの実には月経促進や人工中絶薬の作用をするベタインという成分が含まれているからです。こちらは症例が確認されていませんが、妊娠中・授乳中はとくに大事な時期ですので、危ない道は避けるに越したことはありません。

クコの実の栄養素・効果

kukonomi2クコの実は漢方薬・薬膳などに用いられてきただけあって、栄養素が豊富で、薬効のある成分も含まれています。
例えば栄養素はビタミン類(ビタミンA、E、B群、Cなど)、ミネラル(カリウム、カルシウム、鉄分など)、そしてタンパク質や脂質が含まれます。脂質と聞くと身構えてしまう人もいますが、主にリノール酸などの不飽和脂肪酸ですので、寧ろ積極的に摂りたい栄養素のひとつですね。

これらの栄養素から期待される健康効果としては、免疫力アップ(風邪予防)、高血圧予防貧血改善冷え性改善疲労回復などで、美容効果としては美肌(シワ・たるみ改善)、美白効果むくみ改善アンチエイジングなどが期待されます。

また、漢方・生薬など「薬」としてのクコの実の薬効として、とくに注目されるのが肝臓・腎臓の滋養強壮です。そうと聞いてもいまいちピンとこないかもしれませんが、肝臓・腎臓が正常に働くことはで、めまい・立ちくらみ・耳鳴りの改善、解毒作用、血行改善、虚脱感・無力感の回復などさまざまな効果があると言われています。また、クコの実は「飲む目薬」と称されるほど、視力低下やさまざまな眼病に対する効能がうたわれています。

クコの実の食べ方

生のクコの実は料理の彩りや、果実酒にするのが一般的です。また、ドライフルーツにしたものも人気です。ドライフルーツはおやつやおつまみとして食べていると、気づけば食べ過ぎていた…なんてこともあるので、気を付けてくださいね。
クコの実は薬膳の世界でも頻繁に使われる食材ですので、食欲がないときなど、薬膳スープや薬膳粥を作ってみるのもおすすめですよ。

クコの実とスムージー

スムージーに入れるのも勿論OK。ただし、前述したように、クコの実は一度に大量に食べるものではありません。一度にたくさんの野菜や果物を摂れるのがスムージーの特徴ですが、クコの実については分量に注意が必要です。味の面では強い個性がありませんし、大量に加えることもないので、他の野菜・果物との相性をそこまで気にする必要はありません。
鮮やかな赤みが特徴なので、杏仁豆腐のように、出来上がったスムージーに浮かべてみるのも良いですね。

まとめ:クコの実の効果と栄養素、食べ方

「不老長寿の薬」「飲む目薬」などの異名を持つクコの実は、ビタミン類やミネラルなどの栄養素も豊富に含み、スーパーフードとして密かに注目を集めています。

栄養素から免疫力アップ、疲労回復、美肌効果、アンチエイジングなど、さまざまな効果が考えられますが、現在食用としてのクコの実の安全性・有効性の確かなデータはありません。ただし、漢方や薬膳の世界では肝臓・腎臓の滋養強壮、視力低下や疲れ目などへの効果があると言われています。
若干の甘みはあるものの、クセのない味なので、生食やスムージーに向いています。

クコの実を食べるときの注意点としては、適正量(1日10~20粒程度)を守ることが第一。また、ワルファリンの服用者や、妊婦・授乳婦は摂取を控えてください。
クコの実は食品というよりも薬。自分の身体のためにも、誤った使い方は厳禁ですよ!

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